金利が1％上がった場合、月の返済が1万円程度、2％上昇した場合、月の返済が2万円程度増えますが、月の返済額は5年固定になっています。ですから金利が上昇したからといって、すぐに月の返済額が変更される事はありません。

また、基本的に金利の上昇と景気の動向は連動するものです。公定歩合上昇→金利の上昇→物価の上昇という事は、景気回復が見込まれ、家賃も上昇する可能性も大きいのです。

また、金利が上昇した場合、一般的には物件価格も上昇する傾向にありますので、売却という選択肢も生まれてくるでしょう。あるいは繰り上げ返済を行い、運用のプランを見直す事も有効な手段にもなります。但し、所有の前提としてローンの支払額はほぼ家賃収入で賄えますので、一時的な金利の上昇があったとしても長期的に所有している方が有利な場合も考えられます。従いまして、金利が上昇しても売却、繰り上げ返済という選択肢を持ちつつ、経済情勢の見通しを測りながら所有される事をお勧めします。